メッセージ(2014)（８）盛岡晋吾
はなつちの会は、伊江島と仙台や宮城県南部でのそれぞれ地道な活動をつなげるお手伝いをしています。
私自身は間接的にしか関われていませんが、この小さな取り組みを近くで見ていることは、私にとって小さなものではありませんでした。
京都に住んでいる私には当初どこか一方通行的な気持ちもあったと思います。
例えば、「瓦礫」の広域焼却処理について、過剰に忌避するような受け入れ反対行動が報道される一方で、現地での焼却処理にともなう放射能の濃縮だけでなく、アスベスト等さまざまな健康不安について、どこまでその場に住む人の気持ちを考えていただろうか、と自問します。
はなつちの会では、これからもささやかな関わりになると思いますが、その他での生活を忘れず、震災前からずっと続いているいろいろな問題を考える視点のひとつとして、大事にしたいと思います。
盛岡晋吾